操作履歴をAIで管理!Copilot+PCリコール機能の実力と使いこなし術 その1
- Takeshi Tsumura
- 6月3日
- 読了時間: 3分

1. リコール機能とは?
Copilot+PCに搭載される「リコール」機能は、ユーザーの作業履歴をAIが自動的に記録・管理し、必要に応じて過去の作業や閲覧内容を瞬時に呼び出せる新機能です。これまでの「どこで何をしたか」をAIが記憶し、後から簡単に検索・再現できることで、作業効率を劇的に向上させます。
具体的には、アプリやファイル、Webブラウザで行った作業履歴を時系列に保存し、過去の状態をスナップショットとして復元可能。これにより「昨日のあのファイル、どこに保存したかなぁ」「あのWebページ、どこで見ただろう…」といった状況でも、AIの力で迅速に解決できます。
ただし、リコールはあくまでローカル端末内の履歴管理であり、クラウド同期とは異なります。個人の作業履歴を中心に保持するため、使い方によってはプライバシーやセキュリティへの配慮が重要です。
2. 機能の仕組みと仕様(対象範囲、精度、セキュリティ)
リコール機能は、Copilot+PCのハードウェア性能とAIのアルゴリズムを活用し、以下のような仕組みで動作します。
対象範囲
リコールは、以下の対象範囲において履歴を記録します。
対応アプリ・ブラウザ:Microsoft Edge、Office(Word, Excel, PowerPoint)、Teams、エクスプローラー(ファイル操作)、メールアプリ、メモアプリなど
Web閲覧履歴:訪問したページのURLやスクロール位置まで記録
ファイル操作:開いたファイルの場所、内容の変更、保存履歴
作業状態:マルチタスク中のウィンドウ配置や操作履歴
一部、特定のサードパーティ製アプリにも対応(今後拡張予定)
精度と詳細度
記録はスナップショット方式(一定時間ごとに画面状態をキャプチャし、AIが内容を解析)
履歴にはスクロール位置や開いた内容、ファイル名など細かい情報を含む
キーワード検索だけでなく、「日付」「アプリ」「操作内容」など複数のフィルターで絞り込み可能
記録容量には制限(上限に達した古い履歴は自動で削除)
セキュリティとプライバシー保護
ローカル保存:履歴データは基本的に端末内に保存され、クラウド送信は行わない(ただし設定による拡張の可能性あり)
プライバシー制御:記録を一時停止、特定アプリの履歴を除外、個人情報を含む記録の削除が可能
暗号化:保存データは端末内で暗号化され、外部からのアクセスを防止
ユーザー制御:自分で設定変更や削除が行える柔軟性があり、企業利用時もポリシー設定可能
3. リコール機能の使い方
① 「リコール」を有効化する
まずは「リコール」機能をオンにします。
設定画面から「リコール」のスイッチをオン
アカウントごとの有効・無効設定が可能
初回有効化時に、記録対象の範囲やプライバシー設定を確認
(ここに設定画面のスクリーンショットや図解を挿入)
② 記録対象や除外リストをカスタマイズする
記録対象アプリやサービス(例:Edge、Word、Teamsなど)を選択
除外リストを設定(例:パスワード入力画面、特定アプリ)
一時的な記録停止や履歴の削除も設定可能
(ここに除外リスト設定画面やオプション画面の例を挿入)
③ 履歴検索の操作
検索バーにキーワードを入力(例:「提案書」「会議メモ」)
日付やアプリごとのフィルタリングで履歴を絞り込み
スクロール位置や開いていたファイル情報まで復元可能
(検索結果画面の例を挿入)
④ スナップショットの呼び出し
過去の作業状態をAIが自動でスナップショット化
呼び出したいスナップショットを選び、クリックで即復元
復元後、その時点の作業状態に戻ることが可能
(スナップショット画面の例を挿入)
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